平成18年10月7日、13:30から、新居浜工業高等専門学校 第1会議室に於いて、座長小野晋也、
総合司会川崎宏一教授により、表題のロボット産業育成フォーラムが行われ、多くの人達が
参加して盛大に行われた。冒頭小野晋也代議士からロボット産業は2015年には10兆円産業に
なることが予測されており、従来の産業用ロボットから、人型をした自律型ロボットへの研究も
進み、また老齢化社会における介護ロボットの必要性が強く求められている。介護に応じられる
ロボットは価格にして1台500万円を超えるようでは、すぐには導入できないが、介護保険を
生かして、月々1万円程度の負担で使えるようなことが実現できたら、日本には介護を必要と
する家庭が4000万戸あり、10兆円を超えるロボット産業は簡単に実現する。
続いて大阪のヴィストン(株)社長大和信夫氏からロボット産業化のポイントと題して、
自社で取り組んでいる完全自律型ロボットによるロボカップに参加した経験談が話された。
ロボカップでは、完全自律のロボットによるサッカー試合が行われ、ロボットが自身でボール
を認識し、相手ゴールへ蹴りこむのと、ゴールキーパーが、ボールの飛んでくるのを認識して
防御する戦い。これの参加で企業が得られるものは、人の育成と考えている。大和氏の
持参した、小型ロボットは、プログラミングにより2足歩行やキック、転回、起き上がり
など複雑な動きを実演して見せた。 ロボット実演VTRを見る |