平成25年8月24日、所沢市に住む長女の深雪が久しぶりに新居浜での夏休みに帰省してきた。
孫たちとの夏休みが合わなくて今回は単独で帰ってきた。折角夏休みを楽しみたいと来たのに
生憎の雨続きで、遠出も叶わず家に閉じこもって居るのももったいないので、僅かな雨の合間
を利用して、我が家から一番近い大江港への釣行を試した。餌は前日に買い込んでいた大虫と
ゴカイを冷蔵庫に保存しておいたものを持参。潮汐は大潮ながら、運悪く夕方が干底と言う状態。
大きな期待は出来ないが、兎に角釣り道具を準備して出かけた。空には黒い雲が広がっていたが
僅かに上空は切れ目があり、しばらくは釣りも出来そうだった。釣り場に着くと、娘の竿に仕掛け
を作り、ウキは予めNETで購入した特別の物で、水面で浮いている状態では緑色のLEDが点灯。
魚が食ってウキを水中に引き込むと赤く色が変わり点滅すると言うもの。娘の第1投目は岸壁の
足元に下ろした途端、緑に点灯するはずのウキが赤く点滅している。緑でないのがおかしいと、
一旦竿を上げようとしたら、娘は大声で魚が釣れていると騒ぎ出した。何と魚は待ち構えていた
様に、落ちてきた餌に食いついたのだ。釣れたチヌは18cmの2歳物だった。最初の獲物としては
まずまずだ。続いて私も仕掛けを準備して、岸壁からやや沖目に投入。置き竿をして、様子を
見ることにした。しばらくすると、ウキが左右に移動している。しかしウキの色は緑のままなので
魚が食っているのではなく口先に咥えて引っ張っているものと考えて、しばらく様子を見た。
しかし、ウキの色はいつまで経っても赤くならないので、確認のため少し糸を張って見た。
糸を張られた魚は、急にテンションが掛かったので驚いたか、強く反応して針掛りした。
ウキの色が変わらなかったのは、干底だった為、水深が1m程しかなく、餌を食った魚も深くは
潜れず、横に動いていたので、ウキが沈むことは無かったものだった。釣れたチヌは28cmの
3歳ものであった。この日この後、雨が本格的に降り出したので納竿し家路に着いた。
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