5年前くらいまでは、毎年良く出かけていた仁尾町へ久しぶりに釣行した。
最近、新居浜近辺での魚釣りには、期待を裏切るような釣果が続き、昔を懐かしむ話ばかり
が家庭内の会話だったことから、久し振りに仁尾町へ行ってみようと言う事になった。
新居浜からは約60kmはあり、所要時間も1時間半は覚悟だが、昔の実績釣果は魅力的だった。
但し、5年間のブランクは、何処へ行っても地域の改良工事が進んでいて、昔とは状況変化が
激しくて魚の生態系も変化しているのが気がかりだった。仁尾町に着いて最初に訪れたのは、
仁尾サンシャインランドの南側海岸からのキス釣りだった。しかし私達が着いた時には
大勢の釣り人が並んで竿を出していて、やはり昔から好釣り場であったことが伺われた。
5年前に私達が釣り場にしていた頃は、そんな多くの人には知られていなかった筈なのに・・・
仕方なく、この釣り場は諦めて、次の好釣り場と認識していた、家の浦漁港へ向かった。
この場所も昔良く来た場所で、大型のベラが爆釣した経験があったポイントだ。しかし、
この漁港も今は、工事が進み堤防の形が変わっていたし、釣り人も多いのに驚いた。
何とか空いているポイントから竿を出してみると、昔と同じように大型の青べらが釣れた。
ここは、やはり海底の状況がベラの生息に向いた地形なのだろう。暫く釣った後、帰り道、
最初のサンシャインランドのポイントを見に行くと、先客の釣り人は居なくなっていたので
昔を偲んで竿を出してみた。既に潮は干底に向かっていて、条件は悪かったが、それでも
数匹釣れたキスは大型だった。やはり良釣り場のポイントは変わらないと認識して帰路についた。
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