2日ほど前に、キス釣り目的で、垣生海岸で半日粘って頑張ったが、岸辺に打ち寄せる海草に
邪魔されて、全く釣りにならず、餌も殆ど使えないまま坊主で帰ってきた事がある。その後は
お天気が悪くて、釣りには出られなかったが、昨夜は夕方から雨が止み、この時とばかりに、
家に近い大江魚港に夜釣りを敢行した。餌は例によって冷蔵庫で保存しておいたので、見ると
元気に動いているが、昼間のキス釣り用なので、小さな日本ゴカイが、果たして夜にも効果が
あるか心配だった。夜釣りなので、ターゲットはアナゴ。他にはチヌ、メバルも居るが、細身の
小さなゴカイなので、針には2〜3匹付けて投げ込んだ。しかしアナゴ狙いは予想をはずれ、
待てど暮らせど反応は無く、港に流れ込むゴミの量も半端なかった。
時々置き竿の穂先を大きく揺らすのは道糸に絡むゴミのせいで、魚の当りは全く無かった。
仕方なく、狙いを変えて、岸壁の足元をメバル狙いに切り替えて、浮き釣り仕掛けを投入。
時々絡む海草を避けて、ポイントを探るうち、ゆっくりと浮きが沈んだ。またゴミかも知れないと
用心して少しテンションを掛けてみたら、重たい! そしてぐいぐいと引っ張るのだ。でかいぞ!
引き上げようとすると、何かに引っ掛かったか、上らない。どうやら岸壁の底の辺りには大きな
捨石が積まれているので、その間に入ったらしい。少し糸を緩めて魚が動ける状態にして様子を見た。
やがて隙間を抜けたか、魚が水面に上ってきた。海面は暗くて分からないが大きな獲物だとは
手応えで分かった。慌てて糸を切られてもと、ゆっくりと引き回し、浅瀬のある所まで引き込み
やっと取り込んだ。釣れた獲物は23cmのメバルだった。針は大きな口の中深いところに引っ掛かっていて
外すのに、ペンチが必要だった。この後もう一匹メバルが釣れたが、サイズは10cm程でした。
写真に撮るほどのものではないので、カメラは向けなかった。まあ、今夜の獲物は1匹でも満足でした。
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