台風が近づいているため、天候が不順で、外出の予定がなかなか立てられないが、何故か昨夜、
風も収まり、上空に雲はあるが雨はあがっていた。このところ釣りにも行けず釣り道具の手入ればかり
していたので、雨が止んだ時には心が弾むのだ。このまま何とか雨は持ちそうなので夕方明るい内から
大江港へ向かった。餌は、先週のキス釣りの時買った日本ゴカイが残っていたので、それを持って
出かけたのだが、行ってみると狭い堤防には先客の老人が居た。邪魔しては悪いので、車を転換させて
澤津漁港に向かう事にした。澤津漁港なら、他の魚も釣れる可能性があるので、途中、天狗屋で朝鮮ゴカイ
300円分を買い増した。釣り場について、何時もの場所から、アナゴの投げ釣り仕掛けを2本投げ込み
別の竿で、メバルかチヌ狙いの浮き釣り仕掛けで、岸壁を探り歩いた。暫くして、投げ釣り仕掛けの鈴が
鳴った様な気がしたので、竿を上げてみると、重たい手応えだった。見事なサイズのアナゴが、仕掛け糸を
巻き込んで、大変な暴れ方だった。直ぐ餌を付け直して元の位置に投げ込み、念のため、もう一本の竿を
揚げてみると、これにもやや小さいアナゴが絡んでいた。幸先良く2匹のアナゴが釣れたので、帰ろうか
とも思ったが、やはりもう一度投げる事にした。しかしその後は静かで、魚の動きも無く、またメバルや
チヌの反応も無かった。一度だけ、目を放していた間に浮きが深く沈んでいたので、急いで竿を立てたが、
何故か海底の何かに引掛かったか? 持ち上がらない。色々試したが、餌を食った魚が何処かに潜り込んだ
様で、仕方なく糸を切って竿を仕舞った。あの浮きが沈んだ時、少しだけ魚の手応えを感じたのに、うまく
処理できなかったのが悔やまれた。その後、アナゴの竿も反応が途絶えていたし時間も来たので、最後の
竿を巻き上げてみると、針を飲んだアナゴが苦し紛れに暴れたと見えて、仕掛けの糸にぐるぐる巻きになって
あがってきた。どうやら、先ほど海底に掛かってしまった竿を、始末していた時に、食っていたのに
気づかなかったのだろう。何とか絡みを解き納竿帰宅。
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