西条市 嘉母神社

Up date Jun. 23, 2020

嘉母神社 　1778年（安永7年）4月奉行竹内立左衛門が藩命を受けて、加茂川、中山川の下流の三角洲を利して 新田を開拓するのに際し、加茂川下流の洲上（現在嘉母神社の本殿の所）に藩内祈願社6社（村山、 黒島、一宮、伊曾乃、石岡、周敷）の各神社の神主を招じて小祠を建て天神地祇を勧請した。 　爾来竹内氏は日夜この神明に熟祷を捧げて新開地の祈願した。1779年（安永9年）11月汐止に成功し、 天明2年300余町歩の新開地造成と共に、この小祠に現在神を合祀して産土大神とした。 　歴代藩主の崇敬篤く、例祭鉞初祭には代参を派し、自らも数度参拝した。昭和6年当地を住民に 移管するまで境内地も松平家の名義で、社殿の改築、維持経営にまで同家の関与するところであった。 昭和33年開拓180年記念祭に際し、境内神社に奉斎の竹内立左衛門命を配神として合祀した。 荒神社（飛地境内神社）中山川口の水吐口洲上に嘉母神社と共に創立鎮祀され、夏季の出水期の 水禍防止祈請のため奉斎されたと云う。

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