平成10年10月18日
新居浜太鼓祭・川西地区の喧嘩
Update Oct. 19,'98    
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大江太鼓台が中須賀とにらみ合い

 平成10年10月18日午後4時半ころ、上空を取材のヘリコプターが舞うのを見て、太鼓台の喧嘩の気配を感じて、一宮神社に駆けつけてみた。太鼓まつり最終ラウンドの一宮神社で、かき比べも終わろうとする頃、昨年の反省から今年こそは平和運行を謳いながらも、境内で大江太鼓台と中須賀太鼓台、西原太鼓台と東町太鼓台が度重なる小競り合いを繰り返した。神社を出た市役所通りで一足先に待ちかまえていた大江太鼓台と中須賀太鼓台が再度のにらみ合いとなり、そのうち数度の突っかけ合いが始まっていた。

 昔から大江と中須賀は何かと折り合いが悪い。午前中のかき比べから見ても、かき手の元気がない大江太鼓台も境内では、中須賀に対し何度も突っかけていた。境内では狭くて危険と判断して市役所通りへ出たら、威勢のいい中須賀太鼓台が何度か大江太鼓台に突っかける。大江・中須賀が相互に突っかけ合いを繰り返すがそこまで。周りの観衆にあおられても、互いに足元が木ソリの為、思うような攻撃が出来ない。しばらくにらみ合いの末、相互に固まってしまった。

大江太鼓台に突っかける中須賀
手前西原太鼓台が東町に突っかける

 大江太鼓台と中須賀太鼓台のにらみ合いを離れた所で見ていた西原太鼓台も、先ほどの境内で何度か衝突をしていた東町太鼓台に突っかけを始めた。東町太鼓台もこれを受けて対抗する。相互にかき棒の前部を持ち上げて、数回突っかけ合う。しかし、これも相互に足元が木ソリの為、とことんの鉢合わせまでは至らない。周りの観衆も盛んにあおり立てるが、昨年の反省もありお互い最後の線は守って、にらみ合いで終わった。 昨年の喧嘩では、相互に車輪を付けていたこともあり激しい鉢合わせとなり、けが人が出たが、今年は最後まで飾り幕も外さず羽目を外すところまで至らなかったのは何よりであった。

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