新居浜市
10月度 瀬戸内文化研究会定例会
Update Oct, 2, 2016
 平成28年10月2日(日)瀬戸内文化研究会定例会が行われた。今月から新しいメンバーに真木 孝、 前 津久美さんが加わりました。二人とも、郷土史に関して、深い造詣を持ち独自に勉強されていて、 地元の歴史には詳しい知識を持っていました。本日のテーマは、「注釈・西条誌」をテキストに 読み上げて参加者の意見を交わしました。昔は新居大島のことを、大黒島とも呼び今の黒島には まだ名前が無かった。後に、大黒の字を割り当てて、大島、黒島と呼ぶ様になったと土地の人の 言い伝えがある。寛永6年の古帳によれば、大島浦(大島と黒島一帯)には家数224軒、人口1195人 とある。船の数88隻、産物は瓦、ナマコ、琉球芋(今の白いも?)、鰆(サワラ)、鯛等の漁には紀伊、 播磨、安芸、周防等から多くの漁船が来ていた。当時この地には千石以上の船持ちが多く金島とも 呼ばれたほど金持ちが多かった。今は衰えたが当時は軒並み高価な瓦屋根葺きの立派な家ばかりだ。 一周10km程の小さな大島に、寺が二つあるのも昔は栄えた証だ。昔、新居大島に居たと言う村上義弘 に関する古い文書はその後の大火事で消失したとされ、当時の記録が残ってなく、本日の話し合いでも、 村上家の正確なことは証明出来なかった。
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後列:前野敏彦、大石美登
前列:真木 孝、内海清慈、前 津久美
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