新居浜市
4月度 瀬戸内文化研究会
Update Apr, 18, 2016
 4月17日(日)瀬戸内文化研究会の定例会がいつもの新居浜公民館2階会議室で行われました。 今月の内容は、平安時代後期の伊予の漁民たちのあり方について、内海清慈氏の研究内容が 発表された。中国や朝鮮との交易が盛んだった時代の遣唐使が廃止されて以来、中国や朝鮮等 周辺国との交易は低迷していた。この時期の東アジアは騎馬民族の侵攻による動乱の時代に 入って居た。伊予の海人達はこの時期、日宋貿易が行われていて宋銭がかなり流通したお陰で 貨幣経済が浸透した。この頃、交易の盛んだった今治津と言う文献が見られることから、 今治近辺に港湾整備が進んでいたことが推測される。やがて平家の時代は終わり、伊予の 河野氏が台頭し、海上の勢力と結びつき、あまり裕福で無かった漁民が力を付け、村上水軍 の活動に繋がって行った。
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神野健二、原 恭介、曽根輝夫、内海清慈 原 恭介、曽根輝夫、内海清慈、近藤 薫
後列:神野健二、加藤 徹、樋口明夫、曽根輝夫
前列:前野敏彦、大石美登、内海清慈、近藤 薫、原 恭介
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