前野家
悲痛・排尿障害発生
Up date Nov. 21, 2016
   
 私の事ですが 12月20日頃のこと、朝起きると喉が変で、激しい咳が出てとても苦しかった。 夜明けと共に、近くの薬局で咳止めのスプレーを買ってきて、喉にスプレーをして咳止めをした。 風邪の始まりかと、熱を測ったが36.1度と全く平熱であった。しかし声が変で旨く話が出来ない。 訳も分からず喉スプレーをしたことが原因かと思い、翌21日行きつけのI内科医へ行って診察を受けた。 その結果喉が赤く腫れていたので、喉薬を貰い飲み始めた。医者は薬を大目に5日分出していた。 翌22日は仲間とのゴルフの約束だったが、喉の調子が悪いので、欠席して1日中寝て身体を休めた。 1日寝ているだけなのであまり食欲も無くトイレも余り行くことはなかったが、何故か便秘気味。 同時に小便も殆ど出なくて、一生懸命頑張って、出ても数滴程度と余り出なかった。
 クリスマスイブだと言う24日には、水分をやや大目に飲んで、大便は少し出たが、小便は殆ど出なかった。 そしてクリスマスの25日朝4時頃、膀胱が満杯近い感じがするのに小便が全く出る気配がない。 しかし25日は日曜日で病院は閉まっているし、知り合いの病院に電話で打診するのも時間が夜中は 非常識と感じ、夜明けまでは何とか頑張ろうと布団に横になった。しかし膀胱の尿が溜まりすぎて、 寝られず、時計が午前4時を回ったところで、私の知り合いの泌尿器科の医者にメールで相談し 先生が目を覚ましたら、状況を相談しようと、詳しく症状を書いて送っておいた。
 何時に先生が起きてくれるかと思いながら、パソコンの画面が見える位置に横になっていた。 しかし、いつの間にか寝てしまっていたがハッと起きて画面を見ると朝6時を過ぎていて、先生から 返信が来ていた。
 先生は、5時に起きたので、私に信号を送ったが反応が無かったと前置きして、 今日は予定があって出かけるので、対応出来ないが、新居浜市には、小児科と内科の患者が 万一緊急の事態が発生した時の為に、急患センターがあり、休日でも9時から17時まで対応するので、 9時に行って相談すると良いと書かれていた。
 朝8時半になるのを待って、車を走らせた。 急患センターでは休日担当の医師がいて、既に私の頼んだ先生から電話で症状を聞いていて、直ぐ 下半身を裸にされてベッドに横になった。看護婦は何をするのかと思ったら、私の大事な部分を 手の平で軽く握り、ビニールのパイプを尿道に差し込んでいった。
 初めての体験だが細い尿道には、 穴より太いパイプは苦痛以外の何者でもない痛さだ。思わず悲鳴を上げるが、かまわずぐいぐい 入れてくる。目を瞑ってされるがままなので実際はどんな様子か分からないが、感覚で想像していた。 作業時間の感じだけで言うとおよそ40cmくらい差し込まれた感じだった。
 すると、オシッコが出てきましたよ!と言っている。ようやく痛みは快感になって膀胱の尿は全て 出切った。容器に出てきた尿の量は350ml位だった。昨日から溜まりに溜まった尿も僅か350mlなのに、 膀胱が破裂するのではないかと思うほどの苦しさだった。
 処置が終わり、この数日私が服用した薬の明細をチェックした医者が、今日の症状に対して喉の薬が、 便秘の原因で、その結果が前立腺を圧迫して、尿道を閉鎖し排尿障害を起こしていたとのこと。 喉の薬の飲用を止めれば直ぐ排尿障害は解消すると言われ治療は終わった。家に帰ってトイレに行くと 大便は素直に出て、小便も楽に排尿できた。喉薬の飲み終わりで自然に便秘が解消していたのだ。
 改めて26日には泌尿器科へ行き、肛門から指を入れて前立腺肥大の確認を受け、ガン検査に血液と尿を 採ってPSA検査を受けた。翌日の結果報告では、前立腺肥大は問題ない。PSA検査結果もガンの 心配は無く手術も必要ないと太鼓判だった。
 実は今から40年くらい前の若い頃、人間ドックの検査で、前立腺が大きいようなので、 将来は気をつけるよう言われていたのと、最近、友人達から前立腺がんの手術を受けた話を聞くので、 私も今回の排尿障害は、いよいよ前立腺手術は避けられない時期が来たと覚悟していた。
 しかし手術の心配はないと診断されて安心した。まさに、クリスマスは苦しみますの1日だった。